| 競馬観戦が好きということもあり、私が好きなゲームは競馬ゲーム(ダービースタリオンとウイニングポスト)です。大学生の頃にダビスタに夢中になった時期がありました。ちょうど走るのに疲れていてマラソンを一度引退した頃でもあったので、毎日ダビスタ漬けの日々を送っていたのです。それこそ時間を出来る限り捻出しようとして、睡眠時間を3時間に削り身体をぼろぼろにしながらのゲームでした。指は腱鞘炎ぎみになってしまいズキズキと痛く、睡眠不足やゲームのストレスのせいで胸やおなかも痛くなりました。「何もそんなに苦痛になるまでゲームをしなければいいだろう。何バカなことをやっているんだ?」と、おそらく100%の人が思うでしょう。確かにバカでしたね。ただ、そのときはひとつの目標があったのです。 それは「自分がゲーム内で生産した馬で全国大会優勝をする」というものでした。ダビスタでは、ゲーム内における仮想生産牧場で生産した競走馬を育てると、その育てた馬のスピードやスタミナ、勝負根性などのデータをパスワード化させることができます。対戦モード画面でパスワードを入力することにより、友達同士でお互いの馬を対戦させて遊べるというわけです。そこでダビスタの全国的な人気にあやかろうと、ある読者参加型イベントがゲーム雑誌や競馬雑誌で開催されたのです。読者がゲーム内で生産した自慢の最強馬のパスワードを編集部へ送ってもらい、数百名分のパスワードが応募で集まったところでその号の最強馬決定戦を行うというものでした。組み分けをして予選・決勝を行い、毎月(月2回発行のところもあり)誌面のダビスタコーナーでレース結果・優勝馬を詳しく報じていました。 どうやら私は優勝するということに人一倍のこだわりがあるようで、そのころ自分自身は全く走っていなかったのにもかかわらず、代わりにゲーム内で生産した馬を誌面レースで走らせていたのです。強い馬を生産するためには、そのゲームで強い馬が生まれるための配合理論を研究して、その発見したベスト配合をひたすら繰り返すという地道な単純作業が要求されました。何百時間にも及んだ気が遠くなるような作業、くじけそうになる自分を勝ちたいという執念が支えていました。 ダビスタに夢中になっていた方でしたら、「コウダマリコオー」という馬をご存知でしょうか?根性値がきわめて高く、出走戦歴がとても多いことから、ちまたで注目を集めた私の生産愛馬です。念願かなって、雑誌開催の大会をその馬で優勝することもできました。その頃は声優の国府田マリ子さんのファンでしたので、彼女の名前から「コウダマリコオー」と命名したのです。しかしこのような過去の経歴を振り返ると、マラソン好きというよりも勝負事でベストを尽くすことが好きと言ったほうが、より私を表しているように思います。 |
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【市民ランナーのホームページBy東京・荒川市民マラソン2連覇の市民ランナー平沢直樹】