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2004年第22回アテネクラシックマラソン完走記

ベルリンマラソン完走記   マラソン完走記マラソン完走記   honolulumarathon完走記

第22回アテネクラシックマラソン男子Result

  1. CHERONO FREDERICK(Kenya)2:15:28
  2. BARNABAS RUTO(Kenya)2:17:09
  3. KOSGEI CHRISTOPHER(Kenya)2:17:19
  4. KAPKIAI MICHAEL(Kenya)2:17:24
  5. LELEITO STANLEY(Kenya)2:17:32
  6. NGENO JOHN(Kenya)2:17:39
  7. MAYO DAVID(Kenya)2:18:56
  8. CHUMBA PATRICK(Kenya)2:19:23
  9. TOO KIRWA DANIEL(Kenya)2:20:18
  10. YATOR ELIJAH(Kenya)2:20:47
  11. KIPRUTO DAVID(Kenya)2:23:01
  12. KHARITANOV OLEG(Russia)2:23:30
  13. PEANILLA TORRES(Spain)2:24:52
  14. 平沢 直樹(獨協大学OB)2:24:55
  15. GOUGOUSIS KONSTANTINOS(GAS KORISOU)2:27:03
  16. ZARAGAS LAMPROS(olympiakos)2:27:37
  17. BIRGEN JOHN(Kenya)2:28:54
  18. 福岡 祐作(三菱自動車岡崎)2:31:41
  19. KARAVIDAS GIORGOS(Greece)2:33:21
  20. EVAGGELIDIS DIMOSTHENIS(OKA KAVALAS)2:34:05

アテネクラシックマラソンへの派遣

  アテネクラシックマラソンの存在は私が大学生の頃に知り、マラソン発祥の地の大会ということで、いつか参加してみたいと思っていました。1997年の世界選手権のときにはどきどきしながら観戦して、当時大ファンだったケニアのコスマス・デティ選手を応援していました。ボストンマラソン3連覇というアップダウンのあるコースでの実績があっただけに、彼の敗北はショックでした。
  ただ、参加するとなるとやはり気になるのが遠征費。約25万円はかかりそうでしたので、自己ベストタイムが狙えそうな間は、ベルリンマラソンやシカゴマラソンなどの高速コースへの参加を中心に楽しんで、アテネクラシックマラソンへの出場は新婚旅行とかで行こうかな?なんて考えていました。長野マラソンでは上位入賞者を対象にアテネクラシックマラソンへ選手派遣をしていることは知っていましたが、2004年第6回大会の参加申し込み時点のベストタイムは2時間27分だったこともあり、力不足のため夢のような話に過ぎませんでした。しかしそれから数ヵ月後にはベストタイムが2時間21分になるまで急成長したため、実業団選手は上位入賞しても派遣辞退する可能性が高いし、当日の頑張りしだいでは招待の声がかかるチャンスがあるなと思えるようになりました。
  第6回長野マラソンでは、申し込み時点の目標であった「女子のトップ選手をマークしてテレビに映っちゃおう作戦」から、「長野県期待のホープの元信州大学生●さっしゃさんについて行ってアテネまで引っ張ってもらっちゃうぞ作戦」に変更して頑張りました。彼は相当に強いランナーで、私の2時間21分のベストタイムも、びわ湖毎日マラソンでさっしゃさんに41.9qまで引っ張ってもらえたおかげ(最後は4秒引き離されました)で出せた記録でした。長野マラソンでも、さすがに格上の彼には負けてしまいましたが8位でフィニッシュして入賞することができました。その結果、今回のアテネクラシックマラソンへ派遣していただけることになったのです。

アテネに着いて】

  派遣選手団は、役員が信濃毎日新聞社代表2名と長野市代表2名の計4名で、選手が男子2名(8位:2時間26分51秒&10位:2時間27分19秒)と女子1名(9位:2時間43分57秒)の計3名、それに選手の応援者が1名の合計8名でした。日本時間の11月4日(木)昼に出国して、アテネ現地時間の同日深夜に到着しました。 真夜中の2時から3時まで1時間ジョギングをして、次の日7時過ぎには起床とハードスケジュールでした。アテネ滞在期間中は毎日、派遣選手団としてのスケジュールがびっしり詰まっていましたが、ホテルやレストランでおいしい食事を毎日楽しめたり、通訳付きでアクロポリスやオリンピックメイン会場を観光できたりするなど、いたれりつくせりの6日間でした。ただ強いて言えば、大会前日の開会式出席での1時間半は、眠いしお腹すいたしできつかったなぁ…ケニア選手団はその頃すでに就寝中だったのでは?
  レース当日、青空が広がっていて暑くなりそうな予感。「まぁ、オリンピックのときの暑さと比べれば大したことないだろう」と自分に言い聞かせながら集中力を高めていました。目標は日本人トップ!共同通信社の報道記者が、わざわざローマ支局から駆けつけてきていたので、新聞に名前が載るチャンスと思い気合が入りました。朝の8時30分スタートなのでウォーミングアップ中は少し肌寒かったです。日本人参加者もマラソンツアーなどで結構来ていました。ケニアからは男子が12人、エチオピアからは女子が3名ほど招待されていたようです。

アテネクラシックマラソンのスタート

  スタート後、優勝したチェロノ選手が先頭に立ち2番手はなんと私!けん制してスローペースの出だしだったにもかかわらず、他のケニア勢は後ろでゆっくりと走っていました。最初の1qの通過タイムが3分10秒で2qの通過タイムが3分09秒。さすがに1q過ぎからはケニア勢がペースアップして次々と抜かされていきましたが、彼らは笑顔で会話しながらまるでペース走の感覚で走っていました。ただ、驚いたことに一人のケニア人選手だけは、まだ2q地点手前にもかかわらず、私の横でとてもきつそうな顔をして走っているではありませんか!いったいなぜ?と思っていると、彼は突然コースアウトして道路脇の畑の中へ…。しばらくしてすっきりした顔で私を抜いていきました。
  上位6位までは賞金が出ることになっていたので、当初は密かに期待していましたが、ケニア選手団が12人も大挙エントリーしていたので絶望的な状況に…。レース展開は、はるか前方をその12人が走り、そのあとにロシア・スペイン・ギリシャ・私の4人で集団を形成していました。私たちの集団の後方もさらに大きく離れていて全く見えませんでした。離されるとひとりぼっちで走る羽目になってしまいます。前半ハーフまでを5qあたり16分35秒〜55秒のペースで走り後半戦へ。アテネオリンピックのテレビ中継ではかなりきつそうな上り坂に見えましたが、いざ走ってみたら思ったよりもなだらかに感じられて楽に上ることができました。きつい急坂は31qから31.5qまでの最後の上り坂ぐらいのもので、そのポイント以外は、一見して上っているのに気づかないような緩やかな坂が10q続いているだけでした。むしろその手前の、15〜20q区間のほうが急な上り下りの連続で難所に思いました。31.5q地点を余裕の手ごたえで通過して「なんだもう上り坂は終わりか。あとはただ下るだけだし、アテネのコースもさほど大したことないな」と思っていました。ところが終盤の下り坂のなんときつかったことか…。ずっと上り続けてきてからいきなり現れた急な下り坂は、楽などころか着地の度に衝撃で足は痛いし、つりそうにもなるしで大変でした。下り坂にもかかわらず、序盤の平坦区間よりもスピードが乗りませんでした。ゴールのパナシナイコ競技場では、7q地点からずっと一緒に走っていたスペイン人とのラストスパート勝負に敗れて14位でしたが、1〜11位がケニア、12位ロシア、13位スペインに続いての日本人トップとなりました。私とスパート勝負を演じたスペイン人の方はもう40歳代でしたが、話によるとベストタイムは、昔ロッテルダムマラソンで出した2時間10分だそうです。終始私よりも苦しそうに走っていたのですが、往年の力を見せつけられてしまいました。あとで大会の模様をテレビの録画放映で観戦したところ、ケニア選手団はひとかたまりのまま、特に必死で争うこともなく笑顔でゴールしていました。彼らにとって合同練習会だったのでしょうか?ペース配分もビルドアップ走だったようで、途中で用を足していた一人以外は全くばてて落ちてきませんでした。ゴールタイムを見てみると、2時間20分以内のトップグループと40分以降の一般参加者との間には完走者がほとんどおらず、各国招待選手や地元ギリシャのトップクラスがちらほらいるぐらいでした。選手層にはかなりばらつきがあったようです。
  目標だった日本人トップを取ることができ、また野口選手のオリンピック優勝タイムを上回る2時間24分55秒で完走できたのでとても満足でした。気象条件的にも、片道ワンウェイコースで概ね追い風となり、懸念していた暑さも20度ぐらいで、またレース中は太陽のあるところだけ雲で覆われているなど恵まれていたように思います。ただ、12時以降は快晴となり気温も25度近くまで上がったようで、4時間以上かけて完走された方にとっては厳しい条件だったようです。

アテネクラシックマラソン関連リンク

大会案内はこちら→●「アテネクラシックマラソン」大会案内ホームページ

 写真はこちら→●2004年第22回アテネクラシックマラソン写真

 公式HPはこちら→●アテネクラシックマラソン公式HP

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